日本の高齢者の常識を変えたい・・・ という思いから、このエイジレスバレエ・ストレッチを考案しました。
日本で誕生した中高齢者向けの健康な身体をつくる専用プログラムです。医師の監修を受け、クラシックバレエの素晴らしいメソッドと体幹トレーニングを、中高齢者向けにアレンジしたレッスン内容です。
50代から筋力の低下スピードは早くなります。
筋力が衰えてきますから、力を抜くと背中が少し丸くなりますよね。
歩くときもテレビを見ている時も段々と楽な姿勢、つまり背中が丸くなっているのが普通になってきます。
楽な姿勢をしてみてください。
たぶん、少し背中が丸くなって、首が少し前に出てアゴがあがって、ヒザが少し曲がっていたとしたら・・・・、老化がスタートしているかもしれません。
この姿勢ですと深い呼吸はしづらく、内臓は下に押し下げられていますので、血液の流れは悪くなってきます。呼吸が浅くなりがちなので、新鮮な酸素の量もまっすぐな姿勢の時より少なくなります。
疲れやすくなっているので、生活の活動範囲が狭くなったり、体を動かすことも少なくなりがちです。
そうするとさらに筋力が低下する。
つまり姿勢の悪さは、老化の悪循環を引き起こすスタートと言っても過言ではないのです。
姿勢の悪さは、見た目が悪くなり老けて見られるだけでなく、最も怖いのは上記の負の連鎖です。
健康づくりは、まず「姿勢」づくりからスタートすることが大切だと考えます。
姿勢をまっすぐに保つには、多くの筋肉の協力が必要なのです。
50、60、70、80歳からスタートして一生涯続けられる、ゆるやかな動きのプログラム。特に大切な「腹筋・背筋・お尻・太もも・ふくらはぎ」といった大きな筋肉の強化とともに、関節の可動域を広げていきます。クラシック音楽とともに、呼吸法も取り入れ、ゆったりとした動きで、自分自身の体に向き合いセルフサポートをしていく。
お一人おひとりの意識で変えられる身体(=人生)をスタートしていきましょう。
ブログをとおして、エイジレスバレエ・ストレッチのポイントをご紹介していきます。
楽しみながらご参加くださいね。
【次回ブログよりご紹介していく予定の内容】
●健康維持の基本となる「美しい姿勢」のつくり方
●筋力強化
●関節可動域の向上
●体幹の強化
●バランス感覚の向上
●呼吸法と筋肉のゆるめ方
●人生最後の日まで自分の足であるく 等
※順不同
※サクセスフル・エイジング
アメリカの老年学でいうサクセスフル・エイジングは、「幸せな老後」と訳されていますが、単に偶然幸せになったという意味ではなく、成功裏に老いるという加齢のプロセスについての意味が含まれます。 「病気、疾病を避ける」「高い精神的・身体的機能の維持」「人生における熱心な活動」の3要素を備えるようにすることが サクセスフル・エイジングに繋がると考えられています。
※老年学はアメリカで実証研究が行われ、マッカーサー財団は全面的な調査を行い、健康的で活動的で生産的な高齢者を分析して、サクセスフル・エイジングの要素を決めています。