足の裏の、どこに立っていますか?
エイジレスバレエ・ストレッチで『立ち姿勢』をレッスンしている最中、
生徒の皆さんには足の裏の感触を感じていただき、
「今、どこに立っていますか?」
と、かなり頻繁にお聞きします。
真っ直ぐで美しいバレエの立ち方において、
「足の裏の感触としてはどこに立てば良いのか?」ご存知ですか?
正解は、「土踏まずの上」です。
「土踏まずの上に立ち、真っ直ぐに天井に向かって、背骨がスーっと伸びていくイメージで!」
なんていう表現でお伝えしています。
実際には、足首はかかとの上にありますので、
土踏まずの上に立つと言うのはあくまでイメージなのですが、
なぜそのようにお伝えしているかと言うと、
そのようにお伝えすると、多くの方はしっかりと足の裏全体を使い、そして足の指もしっかりと床に踏みしめて立たれるからです。
いつも、踵の上に立っていてほとんど足指を使わずに立ってしまっている方や、靴の踵の外側ばかりが減ってくような、足裏の外側に体重が流れてしまいがちな方々の立ち方は特に顕著に、「土踏まずの上に!」とお伝えすることで、一気に足裏での床の踏み占め方が変わります。
言われてみれば納得いただけると思いますが、
しっかり床を踏みしめることができれば、その分反発する力は強くなり、
しっかりと背筋を上へ伸ばす力が強くなります。
「姿勢」づくりには、背骨や足腰の強さが注目されがちですが、
実は「足の裏全体をしっかり使い」立つことが、背骨や足腰をしっかりと伸ばすことにつながるのです!
日常生活の中で、時々注意してみてください。
「今、どこに立っているか?」
「土踏まずの上に立ち、真っ直ぐに天井に向かって、背骨がスーっと伸びていくイメージでね!」